以下に記す内容はあくまでも一般論である。
小説のキャラクターを基準にするととんでもないことになるので…。

  サイキックの特徴
 物質、重力に対してなんらかの影響を及ぼす能力で、特殊能力の中でも保有人口がわりと多い。
 この能力は、物理法則の影響を受けやすく、また影響を及ぼす物体を「知覚」できなければならない。
手に触れたものへの感度が最も高く、続いて視覚、聴覚となる。ただ、一般的なサイキックは、手にしたスプーンを曲げるとか、ペンを折るとかいうレベルがせいぜいであり、拳で扉を叩き割るなどという力の持ち主は珍しく、人を持ち上げるなど論外。自分の腕力のほうがよほど楽であろう。
 ゆえに、協力なサイキックたちは、力の暴発を抑えるために通常とは逆に、力を分散、抑制するタイプのマジックアイテムを身につけている。

サイキックの主な能力


 対象とする物質には相性があることが多い。比較的知覚しやすい(触れられる)「物体」に影響を与えることは用意であり、技能保有率も高い。どのようなことが可能かを以下に記す。

 物体(固体)
小さいもの、軽いものならばつぶす、砕くといったことは用意。手の平でスチール缶を押しつぶすとか…。連度が上がれば手のひらに吸いつけて持ち上げるといった具合。それを宙に浮かせることができれば上等であろう。
大きく重いものほどそれは難しくなる。
触れられない場所にあるものを動かす、集める、砕くなどなど…。物にもよるが、これができる人間は13課なら即戦力投入レベル。

 液体
形がない分扱いが困難。空中に持ち出しての利用は道具を使うほうがよほど楽なので、まぁ、扱おうとする人間はいない。
水の上に立ったり、歩いたりといった使い方をする場合があるが、落ちたらと考えると、恐ろしい…。

 気体
 大気中の特定成分のみを集めるなどという気の遠くなる特技の持ち主も稀にいるらしいが、たいていは「大気」そのものを扱うことが前提である。
よく用いるのが、自分の周囲(腕とか)に集めて圧縮した空気でもって対称を破壊するもの。自分の体という基準があるためにイメージしやすいため、習得するのはわりと楽なほうと言える。
広範囲にわたっての能力行使は当然難しい。サイコシールドを扱う人間が「長くはもたない!」 と叫ぶのも当然か…。

 重力
 物理法則に縛られる地球上で、これを操れる能力者はレアスキル扱いされる。
自分が浮くのはまだ楽なようだが、他人や物を持ち上げることは非常に難しい。逆に落とすのは重力の方向から考えて用意なのは言うまでもない。


テレパシストの特徴


 五感に囚われず、何かを「知覚」する能力。これらはさらに自分の実感として「体感する」ものと、客観的に「イメージする」力に分かれる。
また、これらは受信と送信とがあり、受信するほうが容易である。このため、協力すぎるテレパシストは力が制御できないと、始終入ってくる情報に悩まされ、ノイローゼに陥る場合が多い。そのため、サイキック同様、抑制タイプのマジックアイテムを使うことが多い。

テレパシストの主な能力


対象
一般的に「テレパシスト」と言えば、人を対象にしたものを指す。動物、植物に対してのテレパシストはレアスキル扱いされ、さらに送信できる者は数が少ない。ちなみに、幻獣やよ妖獣の類とのそれは魔術に分類される。

 視覚
 いわゆる千里眼。映像がクリアかどうか、音声まであるかどうか、距離、現在過去かなどなど、細かく分類され、ランクが変わる。
ちなみに、「者の記憶」をたどる「潜行」という能力があるが、体感方の術師や感受性の高い術師がこれを行う場合、衝撃や鮮烈な感情・思考によるダメージが当事者と同じ、あるいはそれ以上のものとなる危険がある。

 聴覚
 実際聞こえているというよりは、「音声として認識している」こと。いわゆる「心を読む」というやつである。
線明度、距離には人によって異なる。この能力が強すぎると大変…。

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